こちらの商品は、桃山時代に作られた唐津焼の名品「福の神」を写した作品です。古唐津の伝統技法を継承しつつ、矢野直人のアレンジを加えた逸品です。
「福の神」は、黒釉(飴釉)の美しい仕上がりが特徴で、本作品もその独特な色合いと質感を見事に再現しています。作り方は、紐作り(粘土を紐状にして輪積みにする技法)を用い、叩き技法(内側に石を当て、木のヘラで形を整える方法)で仕上げられています。これは、ろくろを使わない伝統的な手法で、柔らかなフォルムが魅力です。
大ぶりなサイズ感のこの水指しは、お茶席に置いておき水差しとして最適です。もちろん、茶道以外でもインテリアとして飾ったり、花入れとして使用したりと、様々な用途でお楽しみいただけます。例えば、お寿司屋さんの水がめとしてもご利用いただけるでしょう。
矢野直人氏の卓越した技術と古唐津への深い理解が、この作品に見事に表れています。桃山時代の名品の魅力を現代に再現した、この特別な水指しをぜひお手元にお迎えください。
サイズ:直径 22.4cm
高さ 20.4cm(蓋含む)
箱:共箱
【陶歴】
1976年 唐津市に生まれる
1994年 5年間アメリカ留学
2002年 佐賀県立有田窯業大学校卒業
2003年 佐賀県立有田窯業大学校嘱託講師
2004年 自宅 殿山窯(唐津市鎮西町名古屋)にて作陶始める
2008年 韓国 蔚山にて6ヶ月作陶
2011年 GALLERY一番館(福岡)にて「矢野直人 村山健太郎 唐津の新鋭 二人展」
2012年 GALLERY一番館(福岡)にて個展
2012年 GALERIE AZUR 一番館東京店にて個展
その後、一番館唐津本店、GALERIE AZURにて毎年個展開催