十四代中里太郎右衛門
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桃山時代の古唐津を復興させた人間国宝中里無庵を祖父に持ち、現代的な装飾で唐津に新たな方向性を示した日本藝術院会員 中里逢庵を父に持ちます。2002年の襲名以来、伝統的な井戸茶碗や中里家伝来の叩き作りによる壺などと合わせて、唐津にはなかった中国の技法を用いた掻落しの作品などを作陶されています。
非常に造形的な作品や、色彩と細部にいたる装飾に至るまで中国宋時代の壺の写しからもう一歩進んで十四代のオリジナリティが加わっています。 一方、伝統的な井戸茶碗など、故無庵の茶碗の作りを思わせる上品な作風が特徴の一つです。