竹花正弘
38 件
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彼の作品は主に白磁と呼ばれる磁器で、その多くが薪の窯で焼かれている。薪の窯での焼成は一般的にはリスクがあり、灰が過剰にかぶると商品としての完成度が低下する可能性があるが、敢えて薪を使用することで面白さや味わい深さにこだわっている。その焼成方法に頼るだけでなく、造形的なろくろの技術なども取り入れており、彼は素材や粘土にもこだわりながら独自のセンスを加えている。そんな美しさと面白みを兼ね備えており、ただ単に機械的に作られた作品とは異なる魅力がある。
見た目は端正で美しく、その内側に非常に深いこだわりを持つ作家としての竹花正弘の真髄がある。その為同業者からの問い合わせも多く、また現代風の焼き物も得意としており、和洋を問わず多くの料理屋さんなどで幅広く活用されている。