内村慎太郎
67 件
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李氏朝鮮時代の写しや、唐津焼の写しを積極的に作陶されています。日本で作られた手本をもとに朝鮮で焼かれた御本茶碗や、玄悦という船橋玄悦が朝鮮で御本を写したことに由来した器もあり、普段作られないような種類のものも歴史を学びながら作られていることがわかります。唐津焼や古唐津の写しと、高麗茶碗の写しを両方やる作家という意味では非常に稀な作家であり、非常に様々な種類のお茶碗やぐい呑みを器用に作陶する多彩な作家です。
何種類もの焼成テストを繰り返し行い、本来の柿乃蔕の雰囲気を再現するために多くの研究がされています。朝鮮の伝統的な焼き物を忠実に再現しつつ、独自の創造性も発揮するその技術と品質は高く評価されています。