
丸田雄
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黒牟田焼の名窯・丸田家の三代目にあたり、唐津焼の伝統と革新を併せ持つ注目の作家です。
益子焼作家・明石庄作氏に師事し、基礎から土と火の仕事を学ばれたのち、400年以上の歴史を持つ黒牟田焼の窯元、祖父・丸田正美氏の工房を継承。現在は、父である唐津焼の重鎮・丸田宗彦先生の作品世界にも深く親しみながら、独自の表現を模索し続けています。
陶芸一家に生まれ、異なる系譜の作家から技術・感性を吸収したことで、丸田雄先生の作品には、「継承」と「革新」が共存しています。
唐津の伝統を踏まえながらも、時に型にとらわれず、ぐい呑の口縁を徳利のように広げてみせるなど、遊び心に富んだ大胆な造形も特徴です。