矢野直人
90 件
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唐津若手の中で今もっとも注目を集める作家が矢野直人氏です。1976年生まれの若手ながら、朝鮮唐津の花入、絵唐津や黒唐津の壺、皮鯨、斑唐津のぐい呑、食器など桃山の古唐津を彷彿させる多彩な作品を作陶しています。
有田の窯業学校で陶芸の基礎を一から学び、地元の古唐津研究会などに積極的に参加し諸先輩作家に教えを乞いながら地道に研究を重ねた独学ゆえに、ある一定の枠にとらわれることなく自由に作陶を始めた氏の作品は、ひとことで言うと原点回帰的な作品が多いように思われます。
個展の初日には多くの人が列を作り、こぞって矢野氏の作品を選んでいます。