GALLERY 一番館オンラインショップ
唐津焼と有田焼の専門店 GALLERY 一番館オンラインショップ
皆さまこんにちは。
10月も半ばを過ぎ朝晩はひんやりとして、唐津の町もようやく秋らしい気候になって参りました。
秋の深まりとともに、町全体が少しずつ唐津くんち一色に染まっていく、私の大好きな季節です。
さて、GALLERY一番館で現在開催中の「岡本修一新作展 不易流行・唐津とデザイン」も、いよいよ18日(日)までとなりました。
先週も少しご紹介しましたが、今回の展覧会で特に目を引いたのが、二彩唐津のペイズリー文の陶板や、青白磁の器など、これまでの唐津焼のイメージとは少し異なる作品たちです。
ペイズリー文といえば、もともと異国の文化に由来する装飾文様ですが、それを唐津焼の土や釉薬と組み合わせることで、どこか懐かしく、それでいて新鮮な表情を生み出しています。
また、青白磁の器にも唐津焼らしさは感じられ、通常の磁器とは違う岡本先生らしい柔らかな造形の美しさと深みがあります。
今回の展覧会のタイトルに選んだ「不易流行」という言葉は、松尾芭蕉の俳諧の理念として知られています。
時代が変わっても変わらない本質を大切にしながら、一方では常に新しいものを取り入れ、変化していくこと。
これは、まさに伝統工芸の世界にも通じる考え方だと思います。
ペイズリー文のような異なる文化を取り入れ、新しい美を生み出すようなことは、これまでもいろんな作家が唐津焼の歴史の中で試し続けてきた事だと思います。
岡本先生の作品のそんな「不易」と「流行」の絶妙なバランスの中に、作家としてのポテンシャルの高さなどを感じます。
ぜひこの機会に、岡本先生の新しい唐津の世界をお楽しみください。
今週末も唐津はいいお天気みたいです。どうぞよい週末をお過ごしください。
一番館店主
坂本直樹