ニュースレター(2025年7月4日 十五代酒井田柿右衛門、井上萬二、柿右衛門窯)

皆さまこんにちは。
7月に入り、早くも梅雨が明け、
これから9月のお彼岸が過ぎるまでの約3ヶ月は、
毎日この猛暑との闘いになるかと思うと、
正直ウンザリしますね。
でも、どうせなら「夏を楽しむ」と思って
頑張りましょう!

最近はメダカを飼っていらっしゃる方も多いと
思いますが、私も数年前から飼っており、
子供を産ませたりしながら楽しんでいます。
実は数年前、東京からお越しになった
建築家のお客様が、献上唐津の大きめの壺を
「メダカ鉢にする」と言ってお買い上げに
なったことがありました。

唐津焼は「用の美」を大切にする器ですので、
壺や水指、大きめの鉢などにメダカを
泳がせるのも一つの楽しみ方かもしれません。
陶芸家の先生方には少し不本意に思われるかも
しれませんが、水草を浮かべたり、
きれいな石を沈めたりして、釉薬との
コントラストを楽しむのもおすすめです。

唐津焼は茶道、お料理、お酒だけでなく、
さまざまなシーンで使っていただくと
器もきっと喜びます。

ぜひ、長くなりそうなこの暑い夏を、唐津焼と
一緒に楽しんでみてください。

今週の一番館オンラインストアには
柿右衛門先生の新作ぐい呑と、窯もの数点。
それと井上萬二先生の新作を1点ご紹介しています。

それでは、体調に気をつけて、よい週末をお過ごしください。

一番館店主
坂本直樹