ニュースレター(2025年5月16日 十四代中里太郎右衛門、太郎右衛門窯)

皆さまこんにちは。

梅雨の走りというのでしょうか。
唐津は若干の雨模様となっていますが、
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

中里太郎右衛門窯は来年開窯430年を迎えます。
まさに唐津焼の歴史とともに窯の歴史があるくらいの名窯です。
中里家には、昔から「作り手八分、使い手二分」
という言葉があって、今では唐津焼の魅力を
象徴する言葉となっています。

今からちょうど10年くらい前に、「Discover Japan」誌が、
日本のものづくりの極意採集、という特集で、
この唐津焼の「作り手八分、使い手二分」を取り上げて、
太郎右衛門先生もいろんなシンポジウムなどにご登壇されました。

今回オンラインストアでご紹介している中里太郎右衛門窯の
新作の手付杯(マグカップ)などは、まさに長年使って
育てていけば、じわっと貫入と呼ばれる小ヒビが入ってきて、
味わい深さとともに愛着が増します。

430年の続いた窯元だからこそ使える最高の唐津の土と、
歴史ある登り窯で焼いた本物の唐津焼です。

海外のラグジュアリーブランドの商品と比較しても、
とっても割安感がある唐津を代表するメゾンの作品です。
ぜひお手元に置いて使い込んで、作家が作り
残した20パーセントを完成させてあげて下さい。

では皆さま、今週もどうぞ楽しい週末をお過ごしください。

一番館店主
坂本直樹