ニュースレター(2024/09/14 丸田宗彦・丸田宗一廊・丸田雄 親子三人展)

皆さまこんにちは。
お彼岸が近いというのに、まだまだ暑い毎日が続いてますね。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

本日から三連休の方も多いと思いますが、
ギャラリー一番館では今日から
「丸田宗彦・丸田宗一郎・丸田雄 親子三人展」を開催しています。
一昨年に続いて唐津では2回目となる親子三人展ですが、
今回は宗彦先生のお父様、宗一廊先生と雄先生にとっては
お爺様になられる黒牟田焼の丸田正美先生と一番館との
ご縁を少しだけお話ししますね。

丸田正美先生は、黒牟田焼の家で育ちつつも人間国宝だった
益子の浜田庄司先生に師事され、黒牟田焼に民藝の要素を
取り入れて一時代を築かれた陶芸家です。
60年くらい前、ちょうど私が生まれた頃に、私の父が
まだ焼き物の取り扱いを始める前に、唐津で
「黒牟田焼・丸田正美展」を企画した事があるらしく、
その時の作品が我が家には数点残っています。

その正美先生の窯を今は孫の雄先生が錆谷窯ということで
再興して作陶されているわけですが、当時の民藝の面影は
あまり感じられない古唐津を彷彿とさせるどっしりとした
作品を生み出しています。

そして、お父様の宗彦先生は数年前に亡くなったお兄様の
丸田隆彰先生と一緒に黒牟田で作陶をされた後に、
現在の内田皿屋窯で独立され、ご長男の宗一廊先生と
一緒に作陶されているという状況です。

今日から明後日16日までは、宗彦先生と宗一廊先生が
会場におられますので、お近くの方はぜひ会場にお越し下さい。
おみえになれない方は、オンラインストアでも
随時ご紹介しますので、どうぞそちらからお楽しみください。

では皆さま、今週もどうぞよい週末をお過ごしください。

一番館店主
坂本直樹