ニュースレター(2025年6月13日 田中孝太)

皆さま、こんにちは。

九州北部も梅雨入りし、早速大雨に見舞われていますね。
春から初夏の爽やかさを感じる間もなく真夏日が
訪れたかと思えば、あっという間に梅雨入り。
この梅雨も、災害級の大雨に加え、
梅雨の晴れ間には40度近い酷暑が懸念されているそうです。
皆さま、どうぞ異常気象には十分お気をつけくださいませ。

さて、先日富山市を訪れました。
先週、ガストロノミーツーリズムについて
お話したばかりですが、富山にも魅力的な
レストランが数多く誕生しており、
非常に刺激を受けました。

中でも印象深かったのは、利賀村の
オーベルジュ「L’evo(レヴォ)」です。
NHK「クローズアップ現代」でも
取り上げられるなど、今全国的に注目されている
レストランですが、そこで使われている器は、
開店当初からすべて、富山・岩瀬地区の陶芸家、
釋永岳(しゃくなが・がく)さんの作品です。
釋永さんの器は、岩瀬の他のレストランでも
多く使われており、地産地消の中に「器の文化」
もしっかりと組み込まれていて、
非常に良い循環が生まれていると感じました。

唐津でも、やきもん祭りの時期だけでなく、
日常的に「食と器」の相乗効果が生まれていけば
他にはない唯一無二のガストロノミーを楽しめる
地域になると、改めて確信しました。

今週のオンラインストアでは、田中孝太先生の
作品をご紹介しております。
肥前狛犬と並び、日常の食器としての
評価もますます高まっており、
多くのお客様に喜んでいただいています。

唐津には、個性豊かで魅力あふれる陶芸家が
多数おられます。
唐津の「食」と「器」、ぜひ今後ともご注目ください。

雨の日が続きそうですが、どうか皆さま、
体調には気をつけて、良い週末をお過ごしくださいませ。

一番館店主
坂本直樹