陶器、陶磁器、唐津焼と有田焼の専門店 ギャラリー一番館

一番館

唐津やきもん倶楽部
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唐津やきもん ~食と器の縁結び

坂本直樹のブログ

2007-09-21

福岡古楽音楽祭

こんにちは。
福岡はいつまでも真夏のような暑さが続いていますが、
皆様のところは、もう秋らしくなっていますでしょうか?

さて、福岡の街では、本日より福岡古楽音楽祭が開催されます。
この音楽祭は今年で9年目になるのですが、バロックフルートの有田正広さんが音楽監督として指揮を執っておられ、世界中から超一流の音楽家が集まってまいります。
古楽というくらいですから楽器はバッハやモーツァルトの時代のオリジナル楽器と呼ばれる当時のもので、曲もバロック時代の曲が多いのが特徴です。
大編成のフルオーケストラの音や、華やかなモダンピアノの音色などとはちょっと違った、やさしくて味わい深い音楽が楽しめます。

焼き物屋がどうして音楽祭の話?と思われる方もいらっしゃると思います。
その理由は、この福岡古楽音楽祭を運営されている18世紀音楽祭協会の会長は、陶芸家の中里隆先生なので、少なからず私共とも関係があるわけです。今夜、音楽祭のオープニングのコンサートが開催されますが、私はこれから中里先生とお会いして、12月の中里隆展の打ち合わせをした後、一緒にコンサートを楽しんでまいります。

音楽にご興味がおありの方、ぜひおすすめの音楽祭です。今日から24日(月)までいろいろなコンサートやセミナーなどが予定されていますので、
足を運んでみられてはいかがでしょうか。

2008-07-13

横山幸雄ピアノリサイタル

いやあ、毎日暑いですね。
博多の街は、博多の夏祭り、博多祇園山笠がいよいよクライマックスを迎えようとしています。例年ですと、7月15日の追い山が終わるとともに梅雨が明け、博多の街も夏本番になるという感じなのですが、今年のこの早い梅雨明けは、やはり地球温暖化の影響なんでしょうね。まあ、私としては暑い夏が大好きなので、今年は長い間夏を楽しめて嬉しいのですが。

さて本題です。昨日福岡シンフォニーホールで横山幸雄ピアノリサイタルが開催されました。会場は、クラシックのコンサートとしては異例の超満員。
プログラムもオールショパンの曲で組み立てられ、それも名曲ばかりがずらっと並んだ、とてもゴージャスなものでした。ついでに曲目をご紹介しますと、

アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズop.22
ノクターン第20番遺作
幻想即興曲op.66
バラード4番op.52
舟歌op.60

休憩

12の練習曲op.10
12の練習曲op.25
いずれも全曲

アンコールとして
ノクターン、ほか3曲
英雄ポロネーズ

という正にフランス料理のフルコースのようなメニューでした。
しっかりとした前菜にはじまり、いろいろな料理が出て、メインディッシュがエチュード全曲で、すこしチーズを楽しんだ後に、デザートとして横山さんお得意の英雄ポロネーズで幕を閉じたという感じでしょうか。会場のお客さんもきっと満足して、お腹一杯の気分で帰られたことだと思います。

横山さんとはプライベートでも仲良くさせていただいており、2年前のギャラリー一番館10周年記念パーティーの時には、私の古いピアノで演奏をしていただきました。昨夜も、打ち上げに唐津の某お寿司屋さんに来ていただき、深夜までワインを楽しみました。
またいずれプライベートコンサートをお願いしたいと思いますので、クラシックがお好きな方は、どうぞご期待下さい。

前にこのブログにも書いたように、私の娘たちもピアノの勉強を続けていますが、はるか彼方の横山幸雄という高い頂を目標に望みながら、がんばっています。またそのうちにTeam SAKAMOTO の近況もご報告いたします。

2008-08-31

サイモン&ガーファンクルの季節

こんにちは。坂本です。
今日はお天気が良くて少し暑いですが、ひと頃の猛暑と比べるとずいぶん涼しくなって、すっかり秋の気配ですね。
前回、夏が大好きですと書いた私ですが、お盆が過ぎて、9月に入るまでの今の時期があまり好きではありません。大好きな夏が終わる寂しさと、まだ暑さだけが残って、完全に秋ではない中途半端さが何となく嫌なのです。もしかすると、8月の終わりは夏休みの宿題が残っていて、どうしようかと焦っていた子供のころのトラウマなのかもしれませんが(笑)

それで、ちょうど今の時期になると決まって聴きたくなるのが、サイモン&ガーファンクルの曲です。なにか特別な思い出があるわけではないのですが、あえて言えば、子供の頃に観た映画「卒業」の音楽がサイモン&ガーファンクルだったことでしょうか。「卒業」はご覧になった方が多いと思いますが、この映画も、季節が夏休みから新学期が始まって秋へと移っていくので、今の季節になるとサイモン&ガーファンクルを聴きたくなるのかもしれません。学生の頃はLPで、社会人になってからはCDで、去年あたりからはiPodで聴いています。何年たっても毎年聴きたくなります。たぶんおじいさんになっても聴いていると思います。

みなさんも、この季節にはこの音楽とか、この映画だとかお持ちではないでしょうか?どうぞお暇なかたは書き込み欄にてお教えください。粗品の進呈はありませんが(笑)

さてさて、明日から9月ですね。私の場合9月に入ってしまえば、気持ちも秋モードに入れ替わってしまいます。サザンの「夏をあきらめて」みたいなものです。
秋になると食べ物も美味しいし、お月見や唐津くんちなどそれなりに楽しいことも待っているので大丈夫なのです。

今回は8月16日から31日が、私にとっては中途半端な季節で、サイモン&ガーファンクルを聴きたくなります、というだけのどうでもいいような話でした。

では、どうぞみなさん、素晴らしい実りの秋をお迎え下さい。

2009-04-03

隆太窯コンサート


昨日、隆太窯コンサートに行って参りました。
今回で155回目だそうです。

出演者はメゾソプラノの波多野睦美さんと、リュートの、つのだたかしさんです。
波多野さんとつのださんは19年くらい前からリュートソング・デュオを組んでおられ、リュートの伴奏で15〜17世紀のイギリスの歌曲や民謡などをレパートリーとされています。
きのうも、ジョン・ダウランドの作品を中心に、スカボロ・フェアやグリーン・スリーブスといったお馴染みのイギリス古謡を演奏され、ちょっと花冷えの春の宵に、なにかホッとする素晴らしい演奏会でした。

コンサート終了後は、場所をお庭に移して、隆太窯の素晴らしい手料理と、唐津の名店「銀すし」のお寿司をしっかり堪能して参りました。お客様には稲葉賀恵さんや嵐山光三郎さん、古川康佐賀県知事といった著名人もたくさんみえていて、遅い時間まで賑やかなパーティーとなりました。

一般に誰でも参加できないのが残念ですが、隆太窯コンサートは今や唐津が誇る一つの文化だと思います。
昨年10周年を迎えた福岡古楽音楽祭も、原点はこの隆太窯コンサートです。
隆先生と隆太窯のみなさん、きのうは本当にお疲れさまでした。そして、どうぞこの素晴らしい隆太窯コンサートをいつまでもお続けください。


2009-06-13

辻井伸行さんの快挙

盲目のピアニスト、辻井伸行さんが、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝し、たいへんな騒ぎになってますね。

師匠の横山幸雄さんは以前このブログでも紹介したように、家族共々たいへん懇意にさせていただいてますし、辻井さんが在籍している上野学園さんは私共のお客様で、これまた親しくさせていただいているので、今回の受賞はとても身近な出来事として感じられます。
2、3年前に、横山さんと辻井さんの事を話しているときに、「辻井君のテクニックは確かに優れている。だけど、ただ上手に弾くだけではなくて、聴衆を感動させる演奏をするというのが難しいんですよね。」みたいな事を横山さんが言っていましたが、今回の演奏の模様をニュースで観るかぎり、しっかりと観客を感動させる演奏ができたみたいですね。

目が見えないということは、ピアニストにとって大変なハンディだと思います。そのなかでこのレベルまで上達できたという事は、それこそ並大抵の努力ではなかったと思います。

先日亡くなった囲碁のプロ棋士の藤沢秀行先生が、亡くなる直前に病院のベッドの上で、若手の棋士に向けて「強烈な努力」という言葉を書かれたそうです。
辻井さんは、まさにこの強烈な努力をされたのでしょう。

今回の辻井さんの快挙は、ハンディを持つ他の方々へ多くの勇気を与えたと思うし、ピアニストを目指す他の子供たちに大変な刺激を与えたと思います。また普段クラシック音楽に親しみがない方々へも、いろいろな意味で興味を持ってもらう機会を与えたと思います。

月並みないい方ですが、あまり無理をせず、自分のペースを守りながら、歴史に残るような偉大なピアニストになって欲しいですね。